写真は怪我をしてから1週間後にフェイスブックに上げたものです。
身体の負担が少ない自転車とはいえ復帰が早いのでは?
と思う方もいらっしゃると思います。
前回、前々回のブログでも少し書いてますが、ここまで回復するまでに、どんなことを自分でやっていたかをまとめてみます。
【脱臼当日から3日目まで】
この時は急性症状に対する治療の原則(RICE法)を徹底して行なっています。
レントゲンの検査後、三角巾で腕を固定されたのですが肩鎖関節脱臼に向いたものではありませんでしたので、鎖骨が飛び出る事とその結果、肩が下がっていき炎症のある筋肉に負担がかかっています。
まずは外れて飛び出した鎖骨を元の位置に近づけて、肩の怪我で痛みの原因になる腕の重さを鎖骨にかかるようにして痛みを減らすように固定、現地ではありあわせのもので、家に帰ってからは包帯と三角巾で改めて処置を行うことで、筋肉の負担と痛みを減らしていく方法を取っています。
その一方で手首より先は常時動かして血流の流れを促して、回復のための新鮮な血液が行きわたるようにしたこと。
他に炎症で持った熱を取るために冷やすことを徹底して、回復に努めました。
【4日目以降】
本当はもっと後になるのですが、炎症が収まった時に思った以上に痛みが少なかったので完全な固定はやめてサポーターに変更。
後遺症になりやすい肩の動きの悪さを防ぐために壁に手をついてゆっくりと腕を動かす動作を行いました。
実際にやってみたところ腕の可動範囲に問題はありませんでしたので、後は負傷による痛みだと考えて、自分の筋肉(&サポーター)で動かすことも行っています。
同時に家事なども少しずつ行い、少しずつ腕を動かす範囲を広げています。
【1週間以降】
ここから先は腕を動かす事に加えて筋肉を鍛えて、完全な社会復帰を目指す形になります。
現在、鎖骨が肩の関節から離れているためか重いものを片手で持つことや腕立て伏せなどが難しいのでゴムチューブでの筋力トレーニングや自転車に乗った時に上半身の使い方を意識するなどをして、積極的に腕から肩を使っていく方向でトレーニングを行い。
10月30日のシクロクロスでの復帰を行います。
【ポイント】
今回、心がけたのはまず痛みを取るために最初は徹底して固定と冷却に努めたこと。
次にサポーターや壁を使って筋肉の負担を少なくした状態で動かすことで筋肉に刺激を与えることを意識しています。
その結果、かなり早いペースで社会復帰に持っていけました。
もし同じような怪我で病院に通われていて不安になっているなどありましたら、ご相談ください。
どうしてそのようなリハビリを行っているのか説明し、自分でどのようなケアをしていけば良いのかアドバイスする他に、症状にあった施術をして回復を促すことで社会復帰を早くする可能性を上げていくことが出来ると思います。
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。