自転車で腰が痛くなっている人、骨盤が後ろに傾いてませんか?

こんにちは今日は車いすの方の巻き爪施術で出張しており、外に出ておりました。
その為、帰って来たら院内が冷え切っていて、ストーブフル活動です。

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ところで自転車に乗っていて腰が痛くなる人の話を時々伺うのですが、気になるのがハンドルと骨盤の位置だったりします。
腰になんらかの病気などある方は別として、ほとんどの場合は骨盤が後ろに傾いているか、
ハンドル位置が高いのどちらかになり、比較的どっかり座ってるポジションが多いと思います。
どうしてそれで腰が痛いかを過去の実体験も踏まえて書いてみたいと思います。

・骨盤が後ろに傾くと、背中は反った形になります

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早速ですが過去の私のレース画像です。
サドルにどっしり座っていて、背中が沿っているように見えませんか?
実はこれサドルの後ろにどっかり座っている上に登り坂の為に骨盤が後ろに傾いてしまった状態になっています。
それをカバーするために、無理矢理上半身を倒しこんで荷重のバランスを取ろうとしているのですが、
無理に倒してますので背中が反る形になっています。
これが実は行けません。

骨盤はサドルが当たる坐骨と、坐骨に一体化している腸骨、腰の骨が繋がっている仙骨で構成されています。
この骨盤が後ろに傾いている場合、荷重を前荷重を稼ごうとすると上半身を倒しこむことになります。
ところが骨盤の一つ、仙骨の上には腰椎、つまり背骨があります。
背骨自体は前後に対しての柔軟性は少ないため、上半身を倒しこもうとすると腰が反った状態になります。
腰を丸めればそういうことはありませんが、そうなると頭は真下を見てしまいますので、自転車に乗れません。
そうなりますと常時腰に負担がかかる姿勢となり、その結果腰を痛めやすくなります。
ちなみにこの写真の時のレースでは途中で腰が痛くなって、大変な目に遭いました。

・ハンドル位置が高いと腰も反りやすい

次にハンドル位置も見てみましょう、高くありませんか?
ハンドル位置が高い場合に荷重を前にかけようとすると胸を前に出してしまおうとします。
腕立て伏せで腕をギリギリまで曲げた時、腰の位置はどうなってますか?
反ってる方が多いと思います。
ハンドルが高いと同じような現象を引き起こすので腰はもっと反りやすくなり。
腰痛やぎっくり腰を引き起こす原因になったりします。
初心者にはハンドル高めなものを良く勧められますが、ある程度自転車に乗りこんだりしている場合はハンドル位置は低くした方が腰への負担も減りますし、前荷重もかけやすくなります。

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こちらも登り坂ですがハンドルの高さは低くなっていますので、無理に倒さずとも前荷重をかけることが出来て、身体にも余裕が出来ております。
こんな感じでハンドルの高さ一つでも腰への負担は変わっていきます。

もし自転車に乗って、腰が痛いと思っている人。
まずはサドルの位置を見直した後、ハンドルの高さも確認してみてください。
ひょっとしたら楽なポジションと思っていたのが腰を反るポジションになっているかも知れませんよ。

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