ぎっくり腰のセルフケア

こんにちは、先日施術をしているときにクライアントさんから
「整体を受け始めてから、風邪を引かなくなった」というお話を頂きました。
実際、その人は私の周辺で風邪が流行ってるときも風邪知らずでしたので、長期的に整体でケアしていた効果が出ていたんだと思います。
ちなみに整体で風邪の症状を抑えるのは結構難しい上に発熱が強くなるリスクが大きいので当院では適応外です。
(熱が下がって、咳が止まらない時などは背中周りを調整して負担を減らすようなことは出来ます)

さて、話は変わりまして。
この時期ですと風邪以外にもぎっくり腰が多いとお話をしたと思います。
前回は予防中心のケアのお話でしたが
今回はぎっくり腰や腰痛になってしまった後のケアを書いてみたいと思います。

まず前提として、整形外科での診察や整体他による施術を受けたという事を条件としておきます。
自己判断で実は違う症状だったとか、そういう場合があると怖いですからね。
それを踏まえて、大体は下記のようなくくりでセルフケアと言いますか予後の対策を行っていきます。

・固定と安静
痛みが強く、寝返りが打てない、トイレに行くのも大変といった症状の場合は
基本的に固定と安静が基本になります。
このくらいの症状になると病院でもトリガーポイントや硬膜外に麻酔注射を行っていると思いますので
痛みが落ち着くまで、じっとしているのが一番です。
腰痛といえば炎症があるので冷却も効果的と言われておりますが、もし行うとしたら温めて痛みが強くなった時に行ってください。

・固定しつつ運動
痛みが少し落ち着いたけどコルセットがないと動けない、寝ていると大丈夫だけど起きるのが辛い。
そんな時はコルセットなどで固定して腰の負担を減らしつつ、
身体を動かして血流を良くしていく方が回復が早くなりやすい傾向が多いです。
筋肉を動かして血流を良くすることで痛めた部位に新鮮な酸素を補給して回復を早める、そう考えていただければいいと思います。
ちなみにこのとき勧められる運動は自転車やノルディックウォーキングなど体重を分散できる運動やストレッチ(股関節回り中心に痛みのない範囲で)が中心となります。
買い物に出るときも店内のカートを使って買い物することをお勧めします。

・保温や圧迫しつつ運動
普段は痛みないけど、動かすと痛いという時には
流石にコルセットは要りませんか、ある程度のサポートが必要になります。
その時の程度によりますが、腹巻、キネシオテーピング、腰用のサポーターなどを付けて動くのが良いと思います。
この段階にあると軽めの運動は大体は出来ると思いますが、長時間行うと腰が疲れてしまうので、その辺りはほどほどに願いします。
また力仕事で重量物を持ち上げるとかが多い場合は、コルセットを巻いての労働でも大丈夫ですが積極的にはお勧め出来ないのでプロと相談しながらやっていくのが良いと思います。

・保温や運動、ストレッチ、入浴
朝起きたら痛いけど、昼間は痛くない。お風呂に入るとだいぶ楽になる。
ここまでなったら予防の段階です。
腰を冷やさず、硬くしないように努めてください。
普段がシャワーの人はリハビリの時間として入浴も効果的です。
浮力で腰の負担が減るところに温熱と水圧で血流が良くなっていきますし、
しっかりと汗を流していけばリラクゼーション効果も高くなり、痛みに対しても身体が強くなってくれて。
何もしないより、痛みを感じることは少なくなります。

一通り上げてみましたが、
分からない事や、今どれくらいの状態か確認したいとき、腰痛の段階を下げていきたいときは
プロに見てもらって状態を確認したうえでアドバイスをもらうことをお勧めします。

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