肩の脱臼癖は速めに対処を

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こんにちは、今年に入って風邪が流行っているようで、家内もやられてしまいました。
今のところ私は大丈夫なのですが、何とかは風邪を引かないの方でしょうか?

さて、ちょっとネットを見ていたら肩の脱臼癖がある人のお話を聞いたので、
今回は肩の脱臼について書こうと思います。

まず肩の脱臼癖ですがこちらのサイトで全て説明がつくほど詳細に書いておりますが、
正式な症状名は「反復性肩関節脱臼」という名前になります。
ちょっと難しく見えますが実際は「繰り返しやすい肩の脱臼」という感じでとらえていただければ大丈夫です。
脱臼癖の原因に関しては先ほど上げたジョンソン・エンド・ジョンソンのサイトで説明しておりますので
こっちでは肩関節がそうなってる理由と脱臼で起こりうる危険性を書いて行きたいと思います。

まず肩関節がそうなってる理由なんですが、
人間が二足歩行に進化した過程で前足だった両腕が重力を支える役割から解放されて、今まで以上に色々と作業する役割に変わった為
関節を自由に動かす必要が生じました。
かと言って、肩周りが好き勝手に動き回ると物を持つのも大変ですし、動かしすぎて関節を壊す可能性があります。
そうならないように複数の筋肉と関節でサポートする形に進化するに至りました。
その結果、他の関節より動く半面、外れやすいという特徴を持つ事になりました。

次に脱臼した時の危険性なのですが
痛みと動かないだけと思っている方もいらっしゃると思いますが、実は結構危険が伴うもので
実は本来の位置から外れて動くことで、関節を包む膜が傷ついたり、筋肉や神経、血管が傷つく可能性があり、部位によっては骨折よりも危険性が高いと言われております。
もし、そのような症状になると今回のお話みたく脱臼が癖になって、物を持つなどに支障が出たり。
神経が傷つくことで突然痛みを発したり、腕を上げられなくなったりすることがあります。
(私の友人でアメフトをやっていた人が予後が悪く、この症状になってしまいました)

脱臼が癖になったら、メスを入れることが支障になる職業でない限りは早めの手術をお勧めします。
勿論、当院は専門外ですので整形外科への受診をお願いします。
その後の痛みによる筋肉の緊張などが取れない場合は改めて相談していただければ、症状によりますが対応できると思います。

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