こんにちは、昨日の記事を見て五十肩がまだ治っていないのかもと考えていらっしゃる方はおりますか?
今回は先日は講座で肩の痛みで症状を見極めるお話を頂いたので、
それを元にどんな風に痛くなったら、どういう症状かを見極めるお話を書きたいと思います。
ちなみに実際に同じような症状になったからと言って、
病院で「こういう痛みなのでこういう病気だと思います」というより
「これこれ、こういう痛みが今あって、こんな状態です」
という感じで分かりやすく説明する材料に使って頂けたらと思います。
『五十肩』
・痛めた直後は何もしてなくても痛み(安静時痛)
・落ち着くと動かしたとき、特にある一定の高さに腕を上げた時に痛む
・腕を動かす範囲が狭くなったり、引っ掛かり感がある
・レントゲンやMRIでも症状は出ない
五十肩のポイントは動かしたときにある程度の高さや腕を後ろに回した時に動作の途中から最後で痛みが出ることと、
動かす範囲が狭くなっているという事です。
また初期には何もしてなくて痛むので他の症状と被っている部分もありますので、この時点で病院の検査に行くのがその後のケアの方針が決まりやすいのと早めにリハビリにかかれるので、効果が違うと思います。
当院での施術でも病院での診断があると、より効果的な施術を行うことが出来ますのでお勧めしております。
(そうでないと原因を探るための検査から行うため、施術に関しては時間がかかってしまいます)
『腱板断裂』
・腕を上げ始めや上げる途中で痛みが発生。
・動く範囲は痛みがあっても狭くはなってない(ただし、痛くて動かせない)
・レントゲンでは無理だがMRIで症状が発見可能
腱板断裂に関しては筋肉の損傷なので、痛めた腱や筋肉に力が入っただけで痛みが出ます。
なので上げ始めや上げる途中での痛みがポイントです。
筋肉は傷めても関節自体に影響はないので狭くはなっていないことが多いですが、
判断するのが難しいくらい痛くて動かせない事が多いです。
と言いますか、大体の方はそれくらいになってから病院などにやってきますよね……?
MRIですぐに見つかりますので、後は治療という事にありますが
基本的には注射とリハビリ中心となりますが、腱板断裂の場合、症状の悪化もありうるので定期的な検査が必要になります。
ちなみに当院の場合は肩や腕周りに動く範囲を広げていったり、痛みで硬くなる周囲の筋肉に対して施術を行います。
『石灰沈着性腱板炎』
・激痛(とにかく痛い、夜も痛い)
・痛くて動かせるとかではない
・レントゲンですぐに出てきます、また超音波(エコー)ですと、どんなかんじになっているかも分かります。
肩の筋肉内に石灰が溜まり炎症を起こすことで痛みを発生させます。
痛みは強く、休んでいることが多い夜でも痛みがあるという事が特徴です。
またレントゲンや超音波(エコー)検査で発見できるため、痛みがあった時にすぐに病院に駆け込むことが大事です。
ほとんどの症例が注射とリハビリで改善するそうなの早めの処置ですぐに楽になれます。
当院でもあまり肩自体には触らずに痛みがあった時に硬くなっているであろう
首回りや、肩の凝りを中心に施術していき、リハビリがしやすい身体にしていくことが中心になります。
『胸郭出口症候群』
・痛みは動かしたときにある一定の高さになった時や夜に痛み
・痛みはそんなに強くなく、腕の動く範囲も全く減らない。
・症状が悪化しているとしびれや脱力感を伴うことがある。
・レントゲンもMRIでも発見できない(鶏肋という先天的な異常で発生している場合はレントゲンで見つかります)
本来は首や腕の症状で筋肉による血管と神経の圧迫で痛みやしびれ、脱力感を起こします。
症状が軽い場合は五十肩と似た症状を出しますが、腕の動く範囲が正常な時と変わらないのと、夜間に痛みが出るという部分で判断が出来ます。
この場合は筋肉の硬さが問題なので筋肉を解していく施術が中心となりますし、当院の施術でも効果が出すことは可能です。
最後ですが、各症状を比べるとレントゲンとMRIで症状の判別がつくことが多いです。
また、レントゲンなどで他の症状(ガンなどでも肩の痛みを出す可能性はあります)を発見する可能性もありますので
我慢せずに病院に行くことをお勧めします。
それで症状が分かったら、あとはこしかた整体院にお電話してくだされば、もう完璧です。
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。