自転車での痛みとして必ず上げられるものにサドルによるお尻や股間の痛みがありますね。
メーカーもそれに応えるために様々なサドルを出したりレーパンのパッドを改良したりしていますが、それだけで解決するのでしょうか?
サドルやレーパンを見直す前に一つ、二つやっていくことがあるかなと僕は思います。
【お尻の痛みは血流不足】
お尻の痛みの原因は簡単で、狭い部分に体重がかかることでお尻が圧迫されることによる血流不足が大半です。
椅子と違いサドルは幅が狭い上に座面も硬いことが多く、その為お尻の一部に体重がかかりやすく、結果血流が途絶えてしまい痛みを伴ってしまいます。
実際、お尻が痛くなったらダンシングして解消しようとしてますよね?
そうすることでお尻の負荷を減らして足を動かして血流を良くしようと身体が自然に動くんですよ。
【サドル=鞍、シート=椅子、の違い】
これはやまめの学校の堂城先生の言葉(をちょっと編集してます)なのですが
自転車の座る部分、サドルと呼ばれてますね?
それに対して支えるのはシートポスト。
シートは椅子?
ではサドルは?
鞍、馬の鞍と同じ意味なんです。
そして乗馬の時はずっとサドルに座りっぱなしですか? 違いますよね?
自転車もそうですよ。
という訳でサドルは椅子では無くて鞍なので、ずっと座るものではありません。
そこで皆さまに確認なのですが
楽だからと言ってずっと同じ位置に座ってませんか?
【荷重は場所によって変わっていく】
この辺りは専門家の方が詳しいのでざっくりと説明していきますが、登り坂に差し掛かった時に平坦時と同じ姿勢のままですと荷重は後ろにかかっちゃいますよね?
そのまま登っていくのは体力を無駄に消費しますしので基本的には前荷重になるはずです。
その場合サドルの着座位置や荷重はどうなるでしょうか?
前側に座ったり、サドルへの荷重を抜いて前方へと荷重を増やしていきますよね?
下りですとどうなるでしょう?
平坦と同じ位置ですと今度は前荷重寄りになって、前転の危険性が高くなりますよね?
そうならない様に前後の荷重を均等にするように着座位置を調整していくはずです。
スピードを上げるときもペダルに体重をかけやすいようにお尻の荷重を減らしていきますし、ずっと同じ位置でサドルに座っているということは、長距離を走る以外では少ないはずです。
もしお尻が痛いという方、ひょっとして同じ位置に座りっぱなしではないですか?
【それでも痛い場合はポジションを見直そう】
乗り方を意識しているのにお尻が痛い人はポジションの関係でサドルに荷重がかかりやすい可能性があります。
その場合はポジションをチェックしてもらい、サドル位置やハンドルの高さ角度などを見直す必要があると思います。
それから改めて乗り方を意識してみてください、世界が変わるかもしれません。
【サドルを変える前に意識を変えよう】
乗り方に関しては専門家ではなく逆に教えてもらっている立場ではありますが、身体のバランスを見る整体師の観点からもお尻の痛みは同じフォームで乗りっぱなしという可能性は高いと思います。
特に長距離を乗る場合、後半は体幹の筋力も疲労して落ちてくるので必然とサドルに座りたくなる可能性があります。
サドルを変える前にまずはポジションの確認、それから乗り方のチェックを行いましょう。
もし、それが上手くいかない場合はどこかで身体のバランスが崩れていたり、筋肉が硬直している可能性があります。
その場合はこしかた整体院で身体をリセットしてから試してみる事をお勧めします。(ここ宣伝です)
サドルに悩むことよりも乗り方に頭を使いましょう。そうすれば自然と自分に合うサドルも見つかるはずです。
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