夏野菜と料理で熱を冷ます

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こんにちは、6月も終わりに近づきましたが天気も不安定ですね。
これですと冷やし中華もはじめるのもなかなか大変そうです。

さて冷やし中華といいますと、必ずと言っていいほど
きゅうりとトマトが乗っていますよね?
またこの時期の料理ですと茄子が出てきますし、夏と言えばスイカやメロンというお話も出てきます。
でも反対にジャガイモやニンジンは目立っては出てこないですよね?
なんででしょうか?
実はこの季節に合わせた食べ物にはそれなりに秘密があったりします。

この時期に出てくる野菜、つまり夏野菜は基本的に水分が多く、みずみずしいとよく言われたりします。
逆に冬に出てくる根菜類は水分が少ないものが多かったりします。

そしてこの時期の料理である
冷やし中華やざるそば、冷奴。塩気の強い料理が多かったりします。
塩気の強い料理と水分の多い野菜を組み合わせるとどうなると思います?

野菜に含まれるカリウムと料理に含まれる塩分つまりナトリウムが組み合わさって、さらに野菜の水分が補充される
そうなると体は自然とナトリウムとカリウムの水分を通して排出を始めようとします、つまりは利尿作用ですね。
でも排出されるものは冷えたものが出るわけではなく、体の中を巡ったものが出てきますので、熱も一緒に排出されます。
前述の冷たい料理で冷やされた上に熱を出せば、体は間違いなく冷える方向に向かってきますよね。

クーラーのない時代、水分の多い食べ物と塩気の強い料理を組み合わせて、水分と電解質を補給し、そうやって暑さをしのいで参りました。

これから暑くなってきます。
特に気温の上がる昼前後にそういうことを思い出して、ご飯を食べられると熱中症予防になるかと思われますので
頭の隅にでもちょこっと置いておいてください。

ちなみに暑いからと言って、冷たいものを食べすぎると胃腸の機能が低下して夏バテを起こします。
朝と特に夜は温かいものを食べるようにしたほうがいいと思います。

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