骨盤が歪むという言葉を考えてみました。

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こんにちは、日々気温が下がり寒さを感じる日々がやってきていますね。

ところで整体のサイトなどを探すとよく「骨盤の歪み」というお話が出てきませんか?
そして、それに対して「骨盤は歪まない」という整骨院やお医者さんのお話も出てきませんか?
では、どれが正しいのでしょうか?
今回は私の推測中心で申し訳ありませんが書いてみようと思います。

まず骨盤のゆがみに関してですが、よく出てくる否定意見として「骨が歪むわけない」という言葉です。
これに関しては正直な話、私も同意見です。歪むくらいの力が加わったら折れてしまいますし、
常時骨盤に力が加わる姿勢なんてありませんからね。
次に歪みといえばもう一つ、「姿勢のゆがみ」に関してはどうでしょうか?
こちらに関しては猫背とかがありますので骨盤の歪みより否定的な意見は少ないと思います。

ではどうして「骨盤の歪み」という言葉が出てきたのでしょうか?
ちょっとお話が飛んで申し訳ないのですが、
私の習ったカイロプラクティックでは矯正が必要な部位をサブラクゼーションと命名しております。
このサブラクゼーション、基本的には可動域が減少している関節部位であることが多いです。
可動域、つまり柔軟性のない関節がある場合、身体というのは動く範囲が狭まっている状態になっていますよね?
そうするとそれを補うために腰をひねっていたり、肩が前側に入っていたりするようになります。
このような状態の体をベッドに寝せた状態で触った場合、通常の姿勢比べて体はねじ曲がったように感じられます。
そんな姿勢や状態を一番簡単に表現できる言葉が「歪み」ではないかと思います。
そしてそれを解消するために主に施術を行う箇所は骨盤が中心となります。
またサブラクゼーションとは英語で亜脱臼という意味になるため、説明の際にクライアントに誤解を招く事があります。
そのため「骨盤の歪み」という言葉が独り歩きしたのではないかなと思います。

骨盤の歪み、身体の歪み、非常に身体の状態を説明しやすい言葉であるのは間違いないのですが、
個人的には「骨盤の歪み、歪まない」という言葉の歪みを直すことよりは
クライアントの症状をしっかりと分かりやすく伝えることに力を入れていきたいなと思います。

ちなみにこしかた整体院では「歪み」とかよりも痛みや辛さの方を重視します。
その原因として姿勢の話もでますが、それは今までの仕事等をやりやすくするために体が自分で対応した結果とお話しております。
その上で身体の回復を助ける手助けと今後の仕事をやりやすくする方法を考えたり、定期的なケアを勧めています。
骨盤の歪みでお悩みの方、本当に悩んでいるのは違うところではありませんか?

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