セカンドオピニオンを求めるこころ、嫌がるこころ

こないだの話ですが、ある週刊誌を読んだところ、
セカンドオピニオンを嫌がるお医者さんが描かれているシーンがありました。
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※この写真はそのシーンとは一切関係ありません

また患者側の方でも医者に不安感を持つシーンが描写されておりました。
今回のお話は私にような民間資格の整体師には色々と考えさせられるところがありましたので書かせていただきます。
勿論、漫画を読んでの推測が多いので実際は食い違うところなどありますので、その辺りはご了承ください。

まずは何故患者側はセカンドオピニオンを求めたのでしょうか?
漫画の中身では、大きな原因としてはガンの検査で陽性が出たので念のために他の専門医にも見てもらいたいという発言をしていましたが
ある検査において事故を心配する家族に対して医師は「何万回もやられている検査ですから」と答えるだけで安全性を説明しなかったり
検査の結果が発覚した時点で即時の入院治療と手術を提案し、患者側の事情に何ら聞く耳を持とうとしない描写がされており、
患者側が不安と不信感を持つシーンが描写されておりました。

自分や家族の命を預ける相手が話を聞いてくれなかったら、やはり不安になります。
この辺りがセカンドオピニオンへの行動を動機づける一つになったのかなと思います。

次にお医者さんはなんでセカンドオピニオンを嫌がったのかと考えますと。
医者の方も人体に関して長い時間勉強し、また医学もかなり専門化が進んでおり、その症状に関してはかなりの勉強をされたと思います。
そして沢山の患者を診ていたと思いますのでその症状に関しては専門家といっても差し支えないと思います。
そこまで来ると自分の身に着けたものに自信を持っているはずです(というか自信のないお医者さんはそれはそれで困ります)。
そうなりますとそれが却って邪魔になることがあります。
自分が安全なのを知っているから説明を省いたり、この方法がベストだと分かるので相手の事情を考えずに提案する。
またプロ意識があるためにセカンドオピニオンを告げられると、自分の診断が間違っている信頼されていないと考え、良い顔をしないと思われます。
結果、セカンドオピニオンを嫌がるお医者さんが生まれるわけです。
ここで重要なのは恐らくは正しい診断の他に患者に対して安心感を持ってもらうことだったと思われます。

勿論、すべてがこのようなお医者さんではありません。
患者の不安を察して説明してくれたり、相手の事情を斟酌してくれたり。
セカンドオピニオンを快諾する医者もおります。

とはいえ長い時間を勉強し診断や手術が中心となると患者の不安を取ることが出来ずに
そのようなことになりやすいのかなと考えます。

因みにこのようなことは整骨院や整体院でも話を聞いたりしますので、私も普段から気を付けるようにしております。
……うちにはレントゲンもMRIもありませんしね。

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