飲むヒアルロン酸について、好意的に解釈してみる

こんにちは天気の悪い日が続きますね。
当院の暖房機器もまだまだ頑張っている日が続いております。

さて、タイトルにもありますが、
今回はヒアルロン酸についてのお話です。

ヒアルロン酸そのものは体内で含まれている成分で関節の軟骨に含まれて、関節の潤滑やクッションのような衝撃吸収作用があると言われており
医療においても変形性関節症(特に膝)の時に注射をすることで
痛みの減少や可動域の改善を望める効果があります。

そのせいなのか「膝の痛みに効く」という触れ込みで販売されている健康食品も多く出てきております。
私自身は、たとえヒアルロン酸でも食べたらしっかりとアミノ酸まで分解され、体中に栄養として行きわたるために膝の軟骨に効くとは思っておりません。
もしそうだとしたら軟骨のから揚げを食べている人は膝の軟骨が減らないという理屈になってしまいます。

とは言え、実際に効果のあるという声もわずかに出ておりますし
これをすべてプラセボ―効果(偽の薬でも思い込んで効果が出てしまう話)だけで済ませてしまうのは簡単なので
極力好意的に解釈してみようと思います。

大体のヒアルロン酸食品は抽出されたヒアルロン酸の他にビタミンなどが何故か入っております。
また物自体も錠剤やカプセルなどが多く、原液そのものが入ったものは無いと言っても良いくらいです。
さて、そんな原液すら入っていないヒアルロン酸食品ですが胃腸に入った場合、すぐに吸収されます。
大体のサプリメントはそうなのですが食物繊維などが少ない分、消化吸収がよく。
そしてすぐに排出されますので、プロテインや各種サプリメントはよく運動前後などに勧められることが多いです。

普段の食事にプラスしてそのような栄養食品が入るのですから、体の中には普段以上の栄養素が入っていることになります。
またすぐ吸収されることで胃腸の負担も少ないでしょうから、すぐに栄養として体中に巡ってくると思います。
そうなると普段より多く栄養が身体を巡るので膝の軟骨へのヒアルロン酸の分泌とかも飲まないよりは多くなる。
そんな風に考えられると思います。

要は胃腸の負担が少なく栄養分が補充されるので、その分ヒアルロン酸が分泌されやすくなったり
各種ビタミンで健康状態が良くなって、痛みを感じなくなる

そんな事ではないでしょうか?
……書いていて思いましたが、なんか嘘くさい文章になってきてますね。
科学的な調査や論文がないのでどうしても推測主体になりますし、好意的な文章を探しても良いのが見当たらずこのような感じになってしまいました。

なので、私としてはヒアルロン酸食品を飲むより
そのお金で病院で注射をしてもらい、痛みの少ない状態にしたうえで
病院のリハビリやスポーツジムに通って運動してもらって、その後整体などで膝の周りの筋肉のケアなどをしていただいた方が良いと思います。

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